本巣市石原の林業、小沢建司さん(39)が、東京五輪の新種目として採用された自転車BMXフリースタイル・パークの練習場を七月下旬、自宅に完成させた。競技に打ち込む長男楓君(9つ)の技術向上が目的だったが、競技仲間らが集い、切磋琢磨(せっさたくま)する場所にもなっている。
 BMXフリースタイル・パークは、ジャンプ台などを設置した人工施設で技の難易度や独自性を競う。楓君は、建司さんの影響で小学二年生のときに競技を始め、各地に出向くなどして練習を重ねていた。建司さんが、自宅でも自転車に乗れる環境をつくろうと、半年ほど前に材料をそろえて造り始めた。
 空中での回転技を安全に練習できるようクッション用のスポンジを敷き詰めた「スポンジプール」や、前方に飛ぶための「ジャンプランプ」などを、庭の一角約二百四十平方メートルのスペースに設けた。
 競技を通じて知り合ったプロライダーの高木聖雄さん(28)=愛知県あま市=も、設計から製作まで携わった。ワールドカップの仕様とほぼ同じサイズで製作した部分もあり、高木さんは「自宅にこれだけの拠点があるのは、日本でもトップクラス」と話す。
 七月二十五日には、楓君のほか、県内外から訪れた小学生二人と高木さんが練習場を使用。楓君らは、高木さんのアドバイスを受けながら、真剣に技術を磨いていた。楓君は「みんなで一緒にできるのも楽しいし、もっとうまくなりたい。将来はオリンピックに出たい」と意気込んでいる。

 (磯部旭弘)