全国高校総体(インターハイ)は三十一日、陸上の男子400メートルリレーで、岐阜聖徳学園が同種目で県勢初となる優勝に輝いた。同男子砲丸投げ決勝では、市岐阜商の稲福颯選手(二年)が二位となった。
 バスケットボール女子の四回戦で、岐阜女子が開志国際(新潟)を74−66で破り、四強入り。一日の準決勝で大阪桐蔭と戦う。
 ホッケー女子の三回戦は、岐阜各務野が玖珠美山(大分)に12−0と圧勝しベスト4を決めた。同男子の三回戦で、岐阜総合学園も飯能南(埼玉)を3−2で倒し、いずれも一日、準決勝に臨む。
 空手の女子組手個人に出場した県岐阜商の伊藤里穂選手(三年)は五回戦を突破したが、惜しくも準決勝で敗退した。
◆バトンゾーンで加速、練習実る
 有言実行で栄冠をつかんだ。陸上の男子400メートルリレー。最終走者の豊島優選手(三年)は「素直にとてもうれしい」と興奮気味だ。
 三走の佐々木耀選手(同)からトップでバトンを受け取り、「抜かれるわけにいかない」と自らに言い聞かせた。昨年の優勝校の洛南(京都)の猛追に負けじと、ゴール時は少しでも早いタイムを出すため、必死で胸を突き出した。
 この日走った豊島選手ら三人は昨年も出場したが、準決勝で敗退。悔しい思いからそれ以来、リレーチームは「目標はインターハイ優勝」と言い続けてきた。
 一年間、残り20メートルで力を出せるよう取り組んだ。80メートルや120メートルなどを走る短距離の練習で、ラスト20メートル地点にコーンを置き、終盤に加速することを意識した。佐々木選手は決勝の勝因を「(走者が代わる)バトンゾーンのスピードが速く、練習の成果が出た」と振り返った。
 将棋駒の生産地として全国屈指の山形県天童市で行われたレース。表彰式で四人は副賞の「王将」の特大サイズの駒を受け取り、笑顔を見せた。「リベンジできて良かった」。一年間の長いレースに最高の形で幕を下ろした。

 (田井勇輝)