東京、関西など7コース
 県外の大学に進学した学生の県内就職を促すため、企業が県外の大学担当者に自社をPRする「大学訪問会」が九〜十一月、全国各地の大学で開催される。県が昨年から始めた取り組みで、今年は昨年のほぼ倍となる五十八社が参加する。売り手市場といわれる中、UIJターン就職による人材確保を目指す。(山中正義)
 企業の人事担当者が大学の就職支援担当者らに自社を紹介したり、学生の就職状況の傾向などについて意見交換したりする。昨年の参加企業の中には、大学が県内出身の学生に企業を紹介してくれたことで、インターンシップ(就業体験)につながった例もあったという。
 今年は新たに、企業側から要望のあった関西コースを加え、東京や中京圏、石川などの隣県を訪問する計七コースを用意。訪問する大学数も昨年の二十八から四十七に大幅に増やした。
 労働雇用課によると、県外に進学する高卒者は約四千人。今年三月のUターン就職率は過去最高だった昨年を上回る58・4%を記録した。ただ、企業側からは「まだ人材確保が大変」との声が出ている。
 県は今年からUIJターン就職や県への移住の相談窓口「富山くらし・しごと支援センター」(東京都)に大学連携コーディネーターを配置し、情報発信や就活生の支援もしている。
 同課の担当者は「県内企業が県外の大学と関係を構築するのは難しい。富山の企業一丸で採用に取り組む」と話す。