名古屋市内の学校給食で使われなくなったアルマイト食器六千五百個が、モンゴルの給食で再活用されることになった。二十四日に市役所を訪問した在モンゴル大使館のダンバダルジャー・バッチジャルガル公使参事官に、河村たかし市長が手渡した。
 アルマイト食器はアルミニウムの表面を被膜処理しており、高い耐久性を持つ半面、熱い食材を盛り付けると持ちにくくなるなどの欠点もある。市教委は現在、給食での磁器や樹脂製への切り替えを進めている。
 モンゴルでの学校給食は三年ほど前に始まったばかりで、中国製のプラスチック容器が中心。モンゴル側から「耐久性の高い日本製が欲しい」との要望があったという。
 寄贈するのは、ボウル四千五百個と深皿二千個で、市長は「大事に使ってほしい」と述べた。バッチジャルガル参事官は「日本製はモンゴルで評判が高いので、ありがたい」と喜んだ。北部セレンゲ県の小中学校に送られる予定。市教委は近く、ケニアにも学校給食用にアルマイト食器六千五百個を発送する計画で、今後も発展途上国への寄贈を模索していく。

 (安田功)