全国高校野球選手権大会の開幕を7日に控え、県代表の彦根東は1日、兵庫県西宮市の甲子園球場で練習に臨んだ。選手たちは憧れの“聖地”に立ち、球場の感覚を確認。投内連係や外野からの中継プレーに時間を割き、生き生きとした表情を見せた。
 同校に割り当てられた時間は三十分。ベンチ内外のメンバーが参加した打撃練習では、部員が快音を響かせるたび「いいぞ」と声を出し合った。投手の松井拓真主将はマウンドの硬さを確認し、変化球を交えながら約十球を投げ込んだ。
 高村真湖人副主将(三年)は「夢の舞台だけあって、選手全員が実力以上の力が出ていた。いつも以上に球が見やすく、はつらつとプレーができた」と笑顔を見せた。
 四年前に出場した際には、県内から多くの人が訪れ、アルプススタンドをチームカラーの赤色に染めた。今の部員の多くはこの光景に憧れて、同校の門をたたいた。
 原晟也選手(三年)は「かつてはスタンドから見ていたのに、今度はグラウンドでプレーができる。初戦が待ち遠しい。またあの時の夢のような光景を見てみたい」と話していた。
 (大橋貴史)