池田町池田中学校の三年生が昨年十一月から、町産大豆のきな粉を使って開発に取り組んで来た焼きドーナツ「池田きーナツ」が完成した。やや硬めで歯応えが良く、口の中に一気にきな粉の風味が広がる。一日には、同町稲荷(いなり)の観光物販施設「こってコテいけだ」前にある「いけだマルシェ」で販売し、好評だった。
 三年生たちは、町内で活動するさまざまなジャンルのプロと共同で町を盛り上げるプロジェクト「マジプロ」を展開。二十人が四チームに分かれて活動している。
 ドーナツは新商品開発提案チームの七人が、町に関する商品開発や販売を手掛ける地元青年グループ「K・H・D」代表の赤坂晃治さん(32)と取り組んだ。生徒たちが勧める町産大豆に着目して試行錯誤を重ね、生地にきな粉を練り込んで焼いたドーナツに、水あめなどと一緒にきな粉を練ったペーストを付けて完成させた。
 一日は生徒たちが調理班と販売班に分かれ「私たちが作ったドーナツです。三個で百円です」と来店者に売り込んだ。注文に調理が間に合わない場面もあるほどの盛況ぶりで、リーダーの板倉智己さん(14)は「満足できる味に仕上がっている。完売したい」と調理に励んだ。今後は学校行事などでの販売も案に上がっているという。
 マジプロではほかに、「いけだごのみ制作チーム」が町内の古民家を生かしてカフェを開設してもらうための情報発信に取り組み、「広報ビデオ制作チーム」がケーブルテレビのスタッフとして町の健康増進施策に関して調査、「観光パンフ英訳チーム」が町の観光パンフレットの英訳版制作に励んでいる。各チームの成果は、九月の文化祭で発表する予定。
 (山内道朗)