大学生ら十五人が死亡した昨年一月の軽井沢町スキーツアーバス転落事故で、遺族会「1・15サクラソウの会」は、業務上過失致死傷の疑いで書類送検されたバス運行会社の社長らの起訴を求める動きを本格化させている。一日は長野地検に申し入れをした後、軽井沢町の現場を訪れ、再発防止への思いを新たにした。
 午後一時二十分ごろ、事故現場に遺族の五家族九人と弁護士六人が訪れた。ピンクや黄、紫色の花を手向け静かに手を合わせた。
 遺族会代表の田原義則さん(51)=大阪府吹田市=は、社長らの書類送検後初めて現場を訪れた。「あらためて事故当日の悲惨さを感じ、あのような事故を二度と起こしてはならないという思いがさらに強くなった」と語った。
 田原さんは、国の事業用自動車事故調査委員会がまとめた報告書にも触れ「原因は運転手の単なる運転ミスではなく会社の安全体制、運行管理に問題があったと結果が出ている。責任の所在を明確にして再発防止につなげる必要がある」と訴えた。