全国各地の中学生が科学の第一人者に学ぶ「岐阜サマー・サイエンス・スクール2017inなかつがわ」が一日、中津川市茄子川の東美濃ふれあいセンターなどで始まった。初日は青色発光ダイオード(LED)の共同開発でノーベル物理学賞を受賞した名古屋大大学院の天野浩教授の特別講義があった。
 スクールは若者の科学離れを防ごうと始まり、二十三回目。文化勲章受章者で元東京工業大学長の末松安晴さんが実行委員長を務めている。県内外の一〜三年生七十人が参加し、四日まで科学の最先端に触れる。
 天野教授は「夢を実現するために皆さんが考えるべきこと」と題して講演。世界の研究者が、青色LEDの開発を「できない」という先入観からやめてしまったが、自身は大学で研究を続けた経緯を紹介。「自分で調べて結論を出すことを続けていると活躍できる」と語りかけた。
 また、大学に入るまで勉強する意味が分からなかった自身の体験を踏まえ、「いま夢が見つからなくても、逃げないでやるべきことに集中しよう。自分で考え、自分で行動すること」と呼びかけた。
 スクールの期間中、宇宙や光通信、生命など科学の第一人者が講義する。四日に名古屋大の杉山直教授の「暗黒が支配する宇宙」と題した特別講義もある。
 (星野恵一)