十八歳未満と知りながら少女にわいせつな行為をしたとして、石川県警は一日、いしかわ子ども総合条例違反の疑いで、金沢市光が丘三、同県珠洲市緑丘中の数学教諭、岸田薫容疑者(27)を逮捕した。県警によると、岸田容疑者が関与したとみられるニセ電話詐欺事件の捜査中に発覚した。
詐欺捜査で発覚
 逮捕容疑では二〇一五年一月ごろ、県内の住宅の一室で、県内の十代の少女にわいせつな行為をしたとされる。「間違いありません」と容疑を認めている。捜査関係者によると、二人は顔見知りで、金銭のやりとりはなかったとみられる。
 岸田容疑者は昨年八月ごろ、他人に渡す目的で銀行で通帳とキャッシュカードを作り、不正に利用されることを知りながら何者かに譲ったとして、詐欺と犯罪収益移転防止法違反の疑いで一日、書類送検された。容疑を認めているという。
 県警によると、ヤミ金業者にショートメールで「カードを作って郵送したらお金を貸す」と誘われたといい、「お金を服やギャンブルに使いたかった」と容疑を認めている。岸田容疑者が開設した口座がニセ電話詐欺の架空請求の振込先として使われていた。その捜査の一環で、少女とのわいせつ行為に関わる証拠品が偶然、押収されたという。
 いしかわ子ども総合条例違反容疑での逮捕について、珠洲市の多田進郎教育長は取材に「事実なら誠に遺憾」、県教委は「事実関係を確認し、厳正に対処したい」とコメントした。