コンビナートの災害や事故に対応する「消防ロボットシステム」の開発に向け、四日市市消防本部が、消防庁の試験に協力する。八から十月までに四台のロボットの試作機を受け入れ、四日市コンビナートの事業所で不具合がないか確かめる。
 試験対象は、上空から偵察する「飛行型」と走行用ベルト付きで地上から監視する「走行型」、消防車から水を引いて放出する「放水砲」、三百メートルのホースを巻き取り式で出し入れする「ホース延長」の四種類。
 消防庁が八月七日に鈴鹿市石薬師町の県消防学校に持ち込み、四日市市消防本部の消防士に使い方を教える。消防士は九月まで消防学校や市消防本部中消防署(西新地)で操作を学び、十月上旬に市内のコンビナート企業で試験に臨む。
 消防庁は東日本大震災のコンビナート火災を受け、高性能車両を持つ専門部隊「ドラゴンハイパー・コマンドユニット」を全国に設置している。人が入れない現場で活動できるように、部隊にロボットの配備を目指している。部隊のある全国六都市のうち、静岡市と四日市市の消防が試験に協力する。
 市消防本部の担当者は「四日市にもロボットが配備され、市民の安全につながるように協力したい」と話す。

 (吉岡雅幸)