一年後に富山市で開かれる「電磁波工学研究の進歩に関する国際会議(PIERS)」に向けた公開シンポジウムが二日、市内の富山国際会議場であった。会議の概要説明や電磁波工学に関連した講演会などがあり、中高生や大学関係者らが聞き入った。
 シンポは八月一〜四日に富山国際会議場などで開催される。この日は会議の大会委員長を務める中央大理工学部の小林一哉教授が概要を説明。県内の高校から生徒の参加要望があったことに触れ「高校生は日本の将来を担う世代。国際会議を知ってもらうのは重要で、具体的な参加方法を検討する」と述べた。
 記念講演では、近畿大理工学部の森本健志准教授が、蜃気楼(しんきろう)が発生した際にテレビの電波塔から発せられた電波の強さが変化することなど、電波と気象現象の研究について発表した。
 会議には約六十カ国・地域から約千二百人の研究者らが参加する見込みで、最新の研究発表や学生の論文コンテストなどを行う。国内では大阪、東京に続いて三回目。過去に電波科学の国際会議を開催した実績などが評価され、富山が開催地に選ばれた。 (山中正義)