スマートフォンや自己採血検査キットを使い、生活習慣病の早期発見につなげる民間のサービス「スマホ de ドック」を利用した県内初の取り組みが1日、越前市と鯖江市でそれぞれ始まった。いずれも国民健康保険(国保)の被保険者の市民を対象に利用料の一部を補助し、特定健診の受診率アップや健康増進につなげたい考えだ。
 スマホやタブレット端末などから専用サイトにアクセスして申し込むと、指先から採血する検査キットが数日で送られてくる。血液を検査機関に送って中性脂肪や総コレストロールなど14項目を調べてもらい、数値を専用サイトで確認する仕組み。注意事項やアドバイスも受けられる。
 携帯電話大手「KDDI(au)」が展開するサービスで、利用する自治体が全国で増えている。
 両市の担当課によると、生活習慣病の早期発見につながる特定健診の受診率はいずれも30%余り。気軽に検査できるサービスをきっかけに、特定健診への関心を高めてもらう狙いだ。検査には通常5628円必要だが、サイトのトップページに設けられた各市のバナーから申し込めば、定員はあるが、越前市は500円、鯖江市は1000円で受けられる。
 安く受けられる定員は、越前市が42〜61歳で市の健康診断を2年以上受けておらず、生活習慣病での医療機関の受診歴もない人が80人、これを除いた42〜74歳で市の健康診断を2年以上受けていない人が10人。鯖江市は35〜39歳の50人に設定している。いずれも先着順。(問)越前市健康増進課=0778(24)2221、鯖江市国保年金課=0778(53)2208。

 (山内道朗)