県は、乳幼児を中心に、手足や口の中に発疹ができる「手足口病」が県内で流行し、一週間の患者数が医療機関一カ所当たり八・六七人に達したと発表した。大流行の目安とされる「警報レベル」の五人を超え、県は手洗いなどで予防するよう呼び掛けている。
 手足口病は手のひらや足、口の中などに発疹や水ぶくれができるウイルス感染症。五歳以下の乳幼児が主な患者で、夏に流行する。ほとんどは数日で回復するが、ごくまれに脳炎などの合併症を起こすことがある。
 県内の定点医療機関から保健所に届け出があった患者数は、七月二十四〜三十日の一週間に四百六十八人。県内を十一地域に分けた保健所管内のうち、八地域で警報レベルを超えた。諏訪、飯田、木曽地域では、医療機関一カ所当たり十四人程度の患者がおり、特に多い。さらに流行が拡大する恐れもある。
 予防には、帰宅後や食事前などに小まめにせっけんで手を洗うことが重要という。

 (今井智文)