県内三カ所目の日本語学校「インターナショナル日本学校」が、四日市市西町に開校した。アジア南部の四カ国から三十八人が入学し、日本語検定の合格を目指す。
 留学生の出身地はネパール二十二人、スリランカ七人、ベトナム六人、インド三人。日本人教師六人が指導し、一年半と二年の各コースで日本語の読み書きや会話のほか、文化や生活ルールを学ぶ。
 学校は市内の建設業斎藤和弘さん(60)が開設した。所有する六階建てのマンションの一階を教室や図書室、職員室に改装し、二階以上は寮にした。二年前に学校の設置を国に申請し、法務省や文部科学省の審査を経て認可を得た。
 知人のネパール人やベトナム人の技能実習生らに日本語を教えるため、斎藤さんはボランティア教師を募ってマンションで三年前に無料教室を開いた。日本への留学希望者が多いと聞き、学校の開設を思い立った。
 学生は各国の日本語学校を通じて募った。多くは現地で基礎を学んでいる。日本の大学や専門学校への進学を目指す。将来は日本での就職や母国での日系企業入社を希望している人が多いという。
 ネパール出身のラマ・ビシャルさん(25)は「日本は便利で人が優しい。大学で学び、古里で日本語教師になりたい」と語る。
 平松幸則校長(64)は「熱心な学生が集まった。進路希望がかなうように育ってほしい」と願う。斎藤さんは理事長を務める。「少子高齢化が進む中、労働力として外国人の受け入れは地方都市にも欠かせない。文化の違いを教え、留学生が日本に溶け込めるように支えていく」と語った。
 県内には津と四日市の両市に一校ずつ日本語学校が既にある。かつては中国や韓国の出身者が多かったが、近年はアジア南部の経済発展を受けネパールやベトナムからの留学生が主流となっている。

 (吉岡雅幸)