三日午後零時五十五分ごろ、長浜市大依町のごみ処理施設「クリーンプラント」隣の山裾で、体長約八十センチのクマが草むらにいるのを職員が見つけた。その後、クマは四時間近く現場に居座った。
 クマは、高さ約二十メートルの木のてっぺんでじっとしたり、別の木によじ登って木の実を食べたりした=写真。長浜署員や市職員が爆竹やクマ撃退用のスプレーを準備して十数メートルの距離から警戒したが、怖がる様子もなく居座り続けた。
 午後四時四十五分ごろ、クマは木から降り市職員が爆竹を鳴らして追い払った。山の奥のほうに入っていったが、すぐに近くの別の木によじのぼって姿が見えなくなった。
 発見した職員の嘉数末広さん(52)は「黒い物が、がさがさ動いていたので、確認したらクマでびっくりした。職場に近くて怖い」と話した。
 現場は中山間地に近く、最寄りの住宅まで約五十メートル。周辺では、先月二十七日からこの日までに計五件のクマの目撃情報が寄せられている。署は、同じ個体の可能性もあるとみて注意を呼び掛けている。

 (渡辺大地)