県内外の彫刻家が約半月にわたって共同制作する「彫刻村」の開村式が三日、犬山市継鹿尾の犬山国際交流村であった。四日から一般公開しながら制作し、最終日の二十日に現地で作品展を開く。
 一九七一年から夏ごとに、作家有志が切磋琢磨(せっさたくま)する場として続けている行事。昨年までは岐阜県各地に会場を借りてきたが、新たな環境を求めて犬山で初開催する。今年は愛知、岐阜県のほか関東や九州などから、ふだんは教師や農家、主婦といった立場の彫刻家ら十三人が参加する。重さおよそ五百キロの杉の巨木やひと抱えもあるトチやクスなどを使って、十九日まで思い思いに作品を作る。
 制作時間は午前九時〜午後五時ごろ。見学者との交流も目的で、「村長」を務める扶桑町高雄の彫刻家石川裕(ゆたか)さん(68)は「彫刻を作っている光景を見る機会はなかなかないでしょうから、遊びにきてほしい。自分も作りたいという相談にも乗れます」と話している。
 犬山国際ユースホステル脇であった開村式には山田拓郎市長や県議、市議らが顔をそろえ、「これだけたくさんの来賓に来ていただいたのは彫刻村始まって以来」「ご期待に作品で応えたい」と参加者を意気込ませた。

 (三田村泰和)