◆トラック運転手「携帯見てた」
 三日午前十時十分ごろ、島田市の新東名高速道路上り線の大草トンネル内で、大型トラックやオートバイなど計九台が絡む複数の玉突き事故があった。大型トラックに追突されたオートバイの会社員富永すみ子さん(51)=愛知県豊川市東名町=が全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。静岡市消防局によると、十人が軽傷を負った。
 県警高速隊の調べでは、大型トラックが富永さんのオートバイに追突し、乗用車などを含む計六台の玉突き事故が起きた。さらに、後方に百メートル離れた場所でもトラックなど計三台の玉突き事故が発生。オートバイに追突された乗用車や後方で事故に遭ったトラックなどからも軽傷者が出た。
 高速隊は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、大型トラックを運転していた広島県府中町、運送会社社員大保(だいぼ)雄容疑者(52)を現行犯逮捕。容疑を同法違反(過失致死)に切り替えて調べる。「携帯電話に脇見をしていた」と容疑を認めている。事故当時は仕事中だった。
 現場は、トンネルの入り口から二百メートルほどの直線。二車線だが、追い越し車線は工事のため規制されており、走行車線は五十キロに制限されていた。島田金谷インターチェンジ(IC)−藤枝岡部ICが午後三時五十分まで通行止めになった。