小矢部の浅谷さん展示
 彫刻師が手掛けた切り絵が、高岡市下島町の加藤良成さん(69)の自宅車庫のギャラリーで展示されている。加藤さんは「初めて見た人は切り絵とは気付かないほど、緻密で他にはない作品だ」と話す。(高島碧)
 切り絵を作ったのは、小矢部市小森谷の彫刻師浅谷僚慶さん(68)。加藤さんは鋳物製造会社に勤めていた三十年ほど前、仕事で浅谷さんと知り合った。加藤さんは鋳物や焼き物を趣味にしており、三年前に車庫二階をギャラリーに改装。友人の浅谷さんも趣味で切り絵の作品を持ってくるようになったため、昨年末に並べた。
 切り絵はタマネギやイノシシなど日常の風景を題材にしており、ペンで描かれたように線が細く、緻密に描かれている。わら縄を描いた作品は、わら一本一本を描写し、堅さやチクチクとした感触まで伝わってくる。トウガラシでは、細かな曲線を使って実のしなやかさや、皮のでこぼこを表現している。鍛錬した彫刻の技術が、そのまま切り絵に生かされているようだ。
 加藤さんはこれまで知人にしか公開してこなかったが、希望者にも開放していく考え。「彫刻師が描いた切り絵は珍しく、素晴らしい仕上がりになっている」と話している。見学は問い合わせが必要。(問)加藤さん0766(21)7151