夏の甲子園初出場校同士の対決が決まった−。七日に開幕する第九十九回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が四日、大阪市北区のフェスティバルホールであり、県代表の津田学園は大会初日の七日の第三試合(午後三時半開始予定)で静岡県代表の藤枝明誠と対戦する。
 津田学園の水谷翼主将(三年)が四十九校中十二番目に札を引くと、東海地区同士の対戦が決まり、選手たちは苦笑いを浮かべた。
 藤枝明誠とは毎年練習試合を組んでおり、昨年十月の対戦では0−8で敗れている。佐川竜朗監督は「静岡大会の優勝候補を破った、勢いのあるチーム。打ち合って盛り上がる試合にしたい」。水谷主将は「初日というのが不安。残り二日で細かいことまで確認し、初出場らしく、はつらつとプレーしたい」と抱負を語った。
 藤枝明誠の光岡孝監督は「練習試合の結果は当てにならない。津田学園は昨年よりも打撃力が上がっている印象。試合前半に勢いづかせないようにしたい」。中田悠斗主将(三年)は「自分たちらしく、守り勝つ野球を目指す。仲間には『初日からエンジンかけていけよ』と伝えたい」と力を込めた。

 (芝野享平)
◆二本柱が鍵 津田学園
 バッテリー中心の守備と勝負強い打線で夏の県大会を初めて制した。エースの本格派右腕水谷翼主将(3年)と、変化球が武器の下手投げ左腕若林潤投手(同)を二本柱に6試合8失点に抑え、守りも5失策と堅い。課題だった打撃力も大会中に向上し、チーム打率は大会前の3割2分から4割2分に飛躍。攻守のバランスの良さで1勝を目指す。
◆堅守が強み 藤枝明誠
 静岡県大会6試合3失策の堅守を強みに勝ち上がった。横投げ右腕のエース久保田蒼布投手(3年)は制球に優れ、高校日本代表候補にも選ばれた。小野弘人投手(2年)は春の県大会で完封も経験。打率4割8分の常盤勇汰選手(3年)、6試合11打点の服部恵汰捕手(同)ら打線も好調を維持しており、初戦突破を目指す。