国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に昨年末登録された「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つ、富山県魚津市の「たてもん祭り」(国重要無形民俗文化財)が四日夜、市内の諏訪神社周辺で始まった。ちょうちん九十個を三角形に飾った高さ十六メートル、重さ五トンの「たてもん」を若衆が勇壮に回転させると大きな歓声が上がった。五日まで。
 大漁と海の安全を願って三百年前から続く祭礼。舟形をした「たてもん」は車輪がなく、若衆約八十人が引きずって練る。七地区の七基が神社近くの海岸通りに集まり、順番に境内に入って、掛け声に合わせて回転させていった。登録後初めての開催に、諏訪神社の武田邦浩宮司(55)は「これをきっかけにより多くの人に祭りを知ってもらい、魚津の活性化につなげたい」と話した。 (酒井翔平)