昔ながらの漁師町が奉燈(ほうとう)の乱舞で活気づく「石崎奉燈祭」が五日、石川県七尾市石崎町であった。祭りの盛んな能登半島の中でも屈指の迫力に見物客は歓声を上げた。
 大漁祈願や五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る納涼祭。日が暮れると重さ二トン、高さ十二〜十五メートルの奉燈六基が堂前広場に集結し、夜の暗闇に浮かび上がった。
 男衆の「サッカサイ、イヤサッカサ」という威勢の良い掛け声に合わせて奉燈の乱舞競演が始まると、祭りの興奮は最高潮に。統制の取れた動きで見物客を圧倒した。
 金沢市の生け花師範の杠晴湧(ゆずりはせいよう)さん(68)は「巨大な奉燈を動かす様子が勇壮で素晴らしかった」と話していた。 (武藤周吉)