サッカーJ2の松本山雅FCとJ3のAC長野パルセイロのプレシーズンマッチが六日、松本市のアルウィンであった。Jリーグ昇格前の地域リーグ時代からしのぎを削ってきたライバル同士の「信州ダービー」は、松本山雅が1−0で競り勝ち、上位リーグで戦うチームの貫禄を示した。
 県サッカー協会創立七十周年の記念試合として開催。両チームの公式戦での対戦は、昨年三月に長野市であった南長野運動公園総合球技場の一周年記念試合以来一年五カ月ぶりで、集まった約六千六百人のサポーターが熱い応援を繰り広げた。
 試合は、互いに好機をつくりながら無得点で迎えた後半10分、DF谷奥健四郎選手が右からのコーナーキックを頭でたたき込んで先制点を挙げた。AC長野もMF菅野哲也選手の鋭いドリブル突破などからチャンスをつくったが、松本山雅のGK村山智彦選手の好セーブに阻まれた。
 決勝点の谷奥選手は試合後、「相手は県内で切磋琢磨(せっさたくま)し合うライバル。絶対に負けたくなかった。個人としてもアピールできた」と喜んだ。
 県出身のAC長野のFWで二〇一五年まで松本山雅に所属した塩沢勝吾選手は「結果は残念だが、選手としてこういったゲームに出場できることは誇りに思う」と話していた。
 試合中の突然の豪雨で、スタンドでずぶぬれになりながら松本山雅に声援を送った松本市鎌田小五年の横山紗依さん(10)は「村山選手がよく守ってくれた」と喜んでいた。
 (酒井大二郎)