四日市市の三滝通りを主会場に開かれている「大四日市まつり」は最終日の六日、市内の十二団体が伝統芸能を披露した。昨年末、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録された「鳥出神社の鯨船行事」から富田地区の山車四基が勢ぞろいした。
 鯨船は地区の四組がそれぞれ船形の山車とクジラの張り子で捕鯨を演じた。締めくくりにそろい踏みし、来場者が間近で見物した。
 富田の鯨船が全て出演するのは初めてで、遺産登録を記念した特別企画として組み込まれた。
 富田鯨船保存会連合会の渡辺繁勝会長(66)は「遺産登録を機に大勢に注目され、士気が高まる。行事の本番(十四、十五日)でも力のこもった演技を見せたい」と話した。
 まつりではこのほか、日本一大きいからくり人形といわれる「大入道」の山車も登場。市観光大使の三味線ロックユニット「KUNI−KEN」のライブや諏訪太鼓の演奏で閉幕した。

 (曽田晋太郎)