池田町片山の道の駅池田温泉内で、定年退職者たちが生活に便利な商品を開発・販売する「BABAラボぎふいけだ工房」は、立体的な夜光タスキ三千本を池田シニアクラブに寄付した。クラブ会員がいる世帯に随時配布する。
 工房は抱っこひもメーカーのラッキー工業(池田町青柳)が、国の交付金を活用して昨年十二月にオープンした。
 定年退職した六十〜七十代の男女五人が長年の社会経験と知恵を生かし、免許証が入れられるキーホルダーや画面が拭けるスマートフォン用ポーチなど、生活に便利な商品を開発している。
 寄付した夜光タスキは、長年にわたってタクシー運転手を務めた河本英雄さん(76)の発案。蛍光の布素材に綿を詰め込んで立体的にした。平面的なタスキに比べて、夜道を横断する人にドライバーらが気が付きやすくなるという。四月から二千円(税込み)で発売し、現在は特許を申請している。
 町役場であった贈呈式で、河本さんが岡崎和夫町長にタスキを渡した。
 工房責任者の田中鉄二さん(48)は「シニアの知恵を活用する町として知ってもらうためにも、皆さんにぜひ使ってもらいたい」と呼び掛けた。
 シニアクラブの成瀬武利会長(78)は「自分の安全だけでなく、車を運転する相手にも迷惑がかからない。これをつけて事故がなくなればいい」と感謝した。
 (広田和也)