台風5号の接近を受け、県内では七日、イベントなどの中止が相次いだ。岐阜市のぎふ長良川鵜飼の観覧船乗り場では、強風や増水に備えて舟をロープで固定するなど、関係者が対応に追われた。長良川鉄道が一部の運行を中止するなど、交通機関にも影響が出た。
 岐阜地方気象台によると、台風5号は七日深夜から翌日未明にかけて、県内を通過する見込み。八日午後六時までの二十四時間に予想される雨量は、多いところで二〇〇〜三〇〇ミリ、最大風速は一七メートルと予想している。
 県は七日午後六時ごろ、災害対策本部を設置。県内市町村の被害や、住民避難、気象状況などに関する情報を収集した。
 また、八日に大垣市で予定していた県庁舎建設に関する県民説明会を延期。県議会企画経済委員会も、七日に予定していた関ケ原町の視察を中止した。
 岐阜市は、台風による長良川の増水を見込み、七日の長良川鵜飼を中止。乗船予定だった計六百六十七人に影響が出た。ぎふ金華山ロープウェーは期間限定で実施している午後六時以降の運転を取りやめた。市が関連する催し二件も中止した。
 大垣市は七日午後八時に、災害対策本部を設置。上石津町時山地区では午後七時現在で、三十二世帯六十一人が避難した。関ケ原町今須では午後五時半現在、四人が公民館に自主避難。海津市でも午後八時現在で、避難所三カ所に八世帯十三人が避難した。池田町八幡でも、一人が公民館に自主避難。養老町も小中学校や公民館などに避難所を開設した。
 郡上市大和町の明建神社では、七日に予定していた薪能くるす桜を中止。長良川鉄道は七日、美濃市−北濃間の上下線七本を運休し、約百人に影響した。