全国高校総体(インターハイ)は七日、県勢は四競技に出場し、ソフトボール男子で啓新が準々決勝を突破して県勢初の四強進出を決めた。ハンドボール男子では北陸が八強入りした。
◆投打の軸が大活躍
 ソフトボール男子の啓新は三回戦で府立南陽(京都)、準々決勝では九産大九州(福岡)を連破。山崎均監督は「投打の軸が活躍してくれた」と選手たちの奮闘に目を細めた。
 エース大西泰河投手は、一回戦から全四試合を完投。大会二週間前に腰を痛め、痛み止めを打ちながらの投球だったが、球威のある直球を武器に、準々決勝の六回に失点するまで24イニング連続無失点と抜群の安定感を見せた。
 「最後の方は腕がパンパンだった」。そんな大西投手の気力を準々決勝で奮い立たせたのは、五回裏1死満塁で打席に立った細川涼磨選手。今大会不調だった五番打者が、低めのライズボールを振り抜き中越えに満塁本塁打をたたき込んだ。
 山崎監督は「前日の夜に宿舎の部屋に呼び、新聞紙を丸めたボールでトスバッティングをした」と明かす。フォームを修正できた細川選手は「監督のおかげで打てた。ピッチャーを援護でき良かった」と笑った。
 四強進出の快挙にも山崎監督は表情を引き締めたまま。「日本一を狙っているので、まだ通過点」。目標の全国制覇に一歩近づいた。
 (笠松俊秀)