十六、十七日に福岡市で開かれる全国高校将棋竜王戦に、富山中部高一年の武田悠立(ゆうたつ)さんが出場する。中学生棋士、藤井聡太四段の活躍で県内も将棋ブームの兆しが見える中、関係者の期待を背負っての全国舞台。県庁で七日に激励会が開かれ、武田さんは「一つでも多く勝てるように冷静に指したい」と抱負を語った。(山本真士)
「期待して」激励会で力強い抱負
 大会は日本将棋連盟などの主催。福岡市で毎夏開かれ、各都道府県の代表や招待の女子選手が出場する。持ち時間十分、使い切ると一手三十秒というルールで高校日本一の座を争う。武田さんは七月上旬の県予選を制し、出場権を得た。
 武田さんは小学四年生で将棋を始め、インターネット対局や大会出場で腕を磨いてきた。小学五、六年のとき、文部科学大臣杯小・中学生団体戦の全国大会で二年連続で優勝。今月三、四日の全国高校将棋選手権の男子個人戦にも出場したが、二勝二敗で予選敗退した。
 武田さんは、選手権の結果を「勉強不足だった。将棋の本をもっと読んで勉強したい」と反省。激励会では渋谷克人教育長に「県民に勇気と感動を与えてほしい」とエールを送られ、「練習してきたことを発揮したい。期待していてください」と力強く話した。
 県内の将棋界では、女性のアマチュアナンバーワンを決める女子アマ王位戦で昨年十二月、富山市岩瀬中学二年野原未蘭(みらん)さんが優勝するなど、中高生の活躍が続いている。高校竜王戦では、二〇一四年に富山中部高一年(当時)の荒木優太郎さんが初優勝している。