台風の影響で開幕が順延となった第九十九回全国高校野球選手権大会の開会式が八日、兵庫県西宮市の甲子園球場であった。県代表として出場する松商学園(松本市)の選手は堂々とした入場行進を披露し、九日に控えた初戦に向けて闘志を新たにした。
 松商学園は、四十九チーム中、十八番目に入場。県大会の優勝旗を掲げた藤井大地主将(三年)を先頭に、北原拓未選手(二年)の掛け声に合わせ、力強く歩を進めた。
 藤井主将は「大観衆の中で行進できて、気持ちが引き締まった。お客さんが入ると球場の雰囲気も違う。この経験を初戦に生かしたい」と話した。
 松商学園は大会二日目の九日、第二試合で土浦日大(茨城)との初戦に臨む。

 (水田百合子)
◆対戦の両監督に聞く
 松商学園は、大会二日目の九日、第二試合で土浦日大(茨城)と対戦する。松商学園の足立修監督と土浦日大の小菅勲監督に、互いのチームの印象や試合の展望を聞いた。
 −相手の印象は。
 足立監督 非常に勢いのあるチーム。強力打線で上位から下位までむらがないという印象。
 小菅監督 伝統校というのが、まず頭に浮かぶ。データでしか見ていないが、犠打や盗塁の多さは堅実で正統派な印象。
 −鍵を握る選手。
 足立監督 相手打線をどう抑えるかという点では投手陣。打線で言えば四番の藤井大地選手。
 小菅監督 全員でつないで、相手の投手をみんなで攻略していきたい。
 −理想の展開。
 足立監督 リードしていてもされていても、2点差以内の接戦で後半にいけたらと思う。
 小菅監督 1、2点差くらいで後半にいければ勝機は見えてくると思う。
 −警戒する選手。
 足立監督 どこからでも連打でくると思うので、実名を挙げるのは難しい。うちとしては、エラーや四球で無駄な走者を出さないということが、ひとつの鍵になる。
 小菅監督 トップバッターの井領大輔選手。広角に打ち分けられるすばらしい選手。彼が出ると盗塁もあり非常に厄介な存在。
 −初戦への意気込みを。
 足立監督 これまでの三年間、野球人生の集大成をここで出してもらいたい。そのためにも、しっかり準備をして初戦に臨みたい。
 小菅監督 勝ち負けを気にしないで明るくのびのびとプレーさせたい。県大会のスタイルを甲子園でできればと思う。