宝達志水町押水地区特産のイチジクが八日、金沢市の市場へ向けて初出荷された。同町北川尻のJAはくい押水集出荷場でセレモニーがあり、山本好和JAはくい組合長が「JAと町が一体となって産地の名前を高めていきたい」とあいさつした。
 四十四人が八ヘクタールで栽培し、北陸三県で最大の産地。セレモニーには、JAはくい押水いちじく部会の部会員らが参加。宝達典久町長が「イチジクは町の顔として定着している。町の宝として発展していくよう祈っている」と述べ、米田和正県羽咋農林事務所長が激励した。高崎進いちじく部会長は「天候に恵まれて着色が良く、糖度も十分」と出来に太鼓判を押した。
 初日は主力品種の桝井(ますい)ドーフィンのハウス栽培ものを一・五キロ入りで十二ケース出荷。中旬以降は露地ものが出始め、カドタバナーネや希少品種で「幻のイチジク」とも呼ばれる黒イチジクのビオレソリエスの出荷が続く。金沢ほか七尾、富山の市場へ十一月中旬まで五万ケースの出荷を目指している。 (小塚泉)