国際センター 初セミナー
 富山県内に住む外国人のさまざまな才能を発掘しようと、とやま国際センター(富山市)が、二年間にわたる初のプログラム「とやま外国人活躍セミナー」を二十七日に始める。初回は、県内に住みながら音楽家や会社経営者などとして活躍する外国人らがそれぞれの活動を紹介。参加者には“先輩”たちの活躍を参考にして自分を見つめ直し、特技を生かすプランを練ってもらう。企画したセンターの中村則明さんは「(先輩の)後に続く外国人が出てきてほしい」と期待している。(木許はるみ)
 セミナーは県在住の外国人が対象。初回は、パキスタン出身で貿易会社代表のナワブ・アリ・ベーラムさん(54)や、米国出身の影絵師ジャック・リー・ランダルさん(41)、アフリカ出身の父を持つミュージシャンの松本ちこさんら六人が講師を務め、自らの取り組みと苦労した体験談を語る。
 ナワブさんは約二十年前から県内に在住。十五カ国に自動車を輸出しながら、地域の見守り活動をしたり、福祉施設で演歌や踊りを披露したりするなど、ボランティア活動に尽力する。「外国人が日本人と仲良くして、地域に貢献してほしい」と呼び掛けている。
 セミナーは富山市牛島新町のインテックビルで毎月一回、二〇一九年一月まで開催する。参加者は、日本のマナーや教育、子育て、介護など生活の基礎知識を学んだ後、講師のように自分の能力を発揮できるような企画を考える。
 県内には、八十五カ国・地域の約一万四千八百人の外国人が暮らす。中村さんは「才能ある外国人は県内にもたくさんいる。海外に行かないでも、多くの外国人からパワーをもらえる」と話し、「多文化共生が進めば地域が楽しくなり、日本人の可能性も広げてくれる」と期待する。
 初回は午後二時から。参加無料。申し込みは十八日まで。(問)同センター=076(444)2500