一宮市は、市役所本庁舎十四階の展望ロビー壁面に、市民の作品を展示する「市民ギャラリー」を設けた。公民館や図書館には展示スペースを設けているが、庁舎内は初めて。窓から市内が一望できる庁舎内屈指の立地といい、担当者は「高さ五十メートルの景色とともに、芸術も楽しむ場になれば」と、市民からの展示希望を募っている。
 ギャラリーにする壁面は高さ三・一メートル、横一七・四メートル。絵画なら100号近い作品も展示できる。作品をつるすための金具や台は、市が作品の量に応じて貸し出す。
 ロビーはこれまでも休憩所として利用しており、木製デッキチェアや机、パラソルなどを完備。ゆったりとした気分で鑑賞してほしいと、落ち着きある音楽も流している。
 市管財課によると、市民の芸術活動を応援するのが狙い。十四階は市議会の傍聴席入り口や臨時福祉給付金の手続き窓口などがあるが、一般的な手続きは低層階で済むため、足を運ぶ市民が少ない。
 脇田佳彦専任課長(57)は「ギャラリーにはもってこいの場所。展望ロビーの存在も知っていただくきっかけになれば」と話した。
 在住、在勤、在学者、市内で創作活動をしている人が無料で利用できる。貸し出しは一週間ごと。次週以降に予約がなければ、延長もできる。利用は年一回まで。予約は三カ月前から。(問)管財課(平日)=0586(28)8961
 (植木創太)