大規模災害などに備え、県警は十日、孤立した被災者らをヘリコプターで救出する訓練を福井市土橋町の市防災ステーションで実施した。機動隊や山岳救助隊の三十六人が臨み、ケーブルを使って手際よく要救助者を助け出した。
 地震や豪雨で被災者が取り残されたり、登山者が遭難したりした場合などを想定。八人乗りの県警ヘリ「くずりゅう」が空中で停止し、隊員二人がケーブルで地上に降下。要救助者役の隊員をストレッチャーなどに固定し、ケーブルを巻き上げてヘリコプターに救出した。
 訓練には、東日本大震災で救助活動に当たった宮城県警の永野裕二技能指導官を招待。永野指導官は、風を受けても回転しない方法や、要救助者への声の掛け方を教えた。機動隊の鈴木秀典小隊長(35)は「細かい気遣いが大切と感じた。実際の現場で迅速に救助できるよう練度を上げたい」と話した。

 (梶山佑)