志賀町高浜町の菅原神社の秋季祭礼が二十六日、同町志賀地域で先陣を切って開かれる。地元小中学生が今市区内の全軒で披露する獅子舞は、昭和初期から続く。今年は昨年より五人多い二十六人が、練習に励んでいる。(榊原大騎)
 今市区の祭りは、豊漁や豊作を祈願。青壮年団が主体となってみこしを担ぎ、地元を練る。富山県氷見市から伝わったとされる獅子舞は、軽快な太鼓や縦笛の音に合わせ、てんぐ役が竹を装飾した剣を巧みに回して獅子と対峙(たいじ)。演目は七つほどあり、その全てを子どもたちが担う。
 練習は青壮年団の指導で、今年は七月二十四日に開始。平日夜に今市集会所に集い、一時間半ほど汗を流している。てんぐは四人、獅子は一チーム五人の三チームに分かれ、二〇〇八年から参加が認められている女子五人が縦笛を吹く。全百六十軒で披露する。
 志賀地域の祭りのスタートとあり、連日の練習にも力が入る。小中学生を束ねる小泉諒真さん(14)=志賀中三年=は、今年で七年目の参加。受験勉強も両立しているといい、「夜がにぎやかで楽しいから毎年参加している。小中学生で町をにぎやかにしたい」と意気込む。
 青壮年団長の中川広紀さん(32)は「獅子舞の練習は、子どもたちにとって社会を学ぶ場にもなっていると思う。みんな真面目に楽しくやっている」とし、「たくさんの子どもの姿を見て、地域の人に喜んでもらえれば」と話している。
 志賀地域の祭りは十月上旬まで各地で続き、太鼓やかねの音が響き渡る。