彦根観光協会主催の「彦根ばやし総おどり大会」が十日夜、彦根市の銀座・中央商店街一帯であった。市内を中心に事業所、商工会議所、大学など二十九団体から約千三百人が参加し、商店街を練り歩いた。
 開始直後からのにわか雨がやまず、総踊りは予定した一時間を二十分ほどに切り上げた。それでも踊り手たちは彦根ばやしの音頭「彦根よいよい城の町三十五万石」に合わせて踊りに興じた。華やかな山車や仮装もあって、夏のひとときを楽しんだ。
 参加したキリンビール滋賀工場(多賀町)に勤める高田達也さん(34)は「雨とはいえ、みんなで楽しく踊れて一体感があった」と話した。このほか、地元住民が市無形民俗文化財の高宮町のかぼちゃおどりや小泉町の幌(ほろ)踊りなどを披露した。
 総踊りは今年で五十五回目で、夏に開かれる一連の行事「彦根夏の陣」の締めくくりにあたる。彦根ばやしは彦根藩主井伊直弼による日本開国百周年を記念して、一九六〇(昭和三十五)年に作られた。

 (山村俊輔)