福井大と慶応大の両大学院生らがタッグを組んで進めている「福がこい」プロジェクトが、事業化に向けた一歩を踏み出す。プロジェクトは、防災用の備蓄品としても使えるサバの缶詰や天然の塩などの県産品を詰め合わせ、土産物として提供する試みで、十三、十四の両日、福井市のハピテラスで二百セットをテスト販売する。
 今年二月に開かれた「福井発!ビジネスプランコンテスト」でグランプリに輝いた、大野市出身の慶応大大学院二年竹原朋子さんらのグループの提案を基に試作。福井大チームもコンテストに向けたアイデアづくりに関わった縁で、共同プロジェクトとして進めている。
 福井の良さを全国に発信し、防災意識も高めてもらう狙いで商品化した試作品は、コシヒカリで作ったおかゆとサバの缶詰、天然の塩、和ろうそくの四種類の詰め合わせ(税込み二千四百八十円)。福井県内の製造企業に足を運んで交渉を重ねたという。
 福井大チームの木下誠也さん(23)と宝生拓巳さん(23)は「県内にも良いものがあることを知るきっかけになった」と振り返り、「防災と土産をつなげたプロジェクトを、全国に広めていきたい」と意気込んでいる。
 テスト販売は十三日まで、慶応大チームにより群馬県の上信越自動車道横川サービスエリアでも行われる。来場者らへのアンケート結果を踏まえて改良を加え、十一月に東京都内で行われるイベントで販売する計画だ。

 (清兼千鶴)