高岡市埋蔵文化財センターが企画する夏の体験学習講座「奈良・平安時代のお金をつくってみよう」が十一日、同センターであり、子どもらが和同開珎(わどうかいちん)のレプリカ作りに励んだ。
 学芸員が、一四〇度ぐらいで溶解する低温合金を溶かして和同開珎が六個作れる鋳型に流し込み、参加者十人が鋳型から取り出したレプリカをやすりで磨いて仕上げた。
 高岡市の東木津遺跡から出土した和同開珎など本物の銭貨も紹介。学芸員が当時は和同開珎一枚で現在の玄米二キロ分を買えるぐらいの価値があったことなどを解説した。
 お盆に母の実家を訪ねた東京都西東京市の佐藤佑介君(12)と志仁君(9つ)の兄弟は、模造品ができる工程に興味津々。佑介君は「本物の和同開珎が見ることができて良かった。意外と簡単に作れることが分かった」と話し、志仁君は「穴に糸を通して首から下げたい」と出来栄えを喜んでいた。
 体験学習講座は二十六、二十七両日午後一〜三時にも開く予定で、定員に余裕があるため申し込みを受け付けている。二十六日は銅鏡、二十七日は和同開珎のそれぞれレプリカを作る予定。参加無料。
 (問)高岡市教委生涯学習・文化財課0766(20)1463
  (武田寛史)