亀山市が進めるJR亀山駅周辺再開発事業の二回目の市民向け説明会が十二日、市役所であり、出席した市民から「事業が失敗した時の責任は誰が取るのか」「建物ありきの計画だ」と開発計画自体への批判が相次いだ。
 説明会には市民約四十人が出席。市側は、七月に市教委が決めた図書館を駅前に移転する方針を明記した整備基本構想を初めて説明した。
 基本構想には図書館に学習室や子どもの遊び施設、飲食スペースなどの機能を設ける案が盛り込まれ、具体的な施設などは市民を交えたワークショップで検討するとしている。
 説明会では、子育て中の父親が「図書館と博物館、学校が集まっているのが良くて亀山市に引っ越してきた。図書館だけ切り取って駅前に持っていくのは子育て世代へのアピールにならない」と発言。他の出席者からは「若い人や現在の図書館利用者の意見をもっと反映させて」との声や「都市計画法に基づいて公聴会を開くべきだ」とする要望も出た。
 駅前周辺整備事業は来年度にも着工し、図書館は二〇二二年四月の開館を予定している。

 (鈴木里奈)