富山県内は十二日、佐渡沖にある低気圧の影響で、山間部を中心に午前五時すぎから短時間で記録的な大雨が降った。南砺市の五箇山で一時間降水量が五九・五ミリと八月の観測史上で最大、富山市の猪谷でも三時間降水量が七九・五ミリと観測史上最大を記録した。
 富山地方気象台によると、十一日正午の降り始めから十二日午後四時までの総雨量は、猪谷で八八・五ミリ、五箇山で八二・五ミリ。立山芦峅で六二・五ミリ、南砺高宮で五九・五ミリだった。
 富山市片掛では雨で市道わきの斜面が崩れて道路が約五メートルにわたって土砂で埋まり、通行止めになった。
 JRは高山線の猪谷−越中八尾間で上下線計四本、城端線は砺波−城端間で上下線計八本がそれぞれ運休した。あいの風とやま鉄道も泊−直江津間で上下計二本が運休した。
 気象台は、大雨で地盤が緩んでいるため、土砂災害への警戒を呼び掛けている。 (木許はるみ)