県が会合参加に本腰
 学生のUターン就職を増やすため、県は12日、富山市内であった「県学生寮」(東京都)の保護者会に初めて参加し、県内企業の魅力や暮らしやすさをPRした。地方の自治体が学生の地元定着に力を入れる中、県は保護者の影響力に着目。本年度は各大学の保護者会に13回参加し、PRを展開する。 (木許はるみ)
 県出身者が入る「県学生寮」の保護者会には、父母と学生ら約四十人が出席。県の広瀬智範・雇用対策係長が、「若者の正規雇用率が全国で一位」「収入が全国トップクラス」と、県の特徴を強調。「世界シェアの企業がたくさんある」と県内企業を紹介した。
 生活面でも「大都市」は満員電車、「富山県」は自然の中で赤ちゃんを抱える夫婦の写真を十年後のイメージとしてスライドで映し、「富山の暮らしやすさを子どもに伝えてほしい」と呼び掛けた。
 県は、学生の県内就職へ向け、三年ほど前から保護者会に参加している。これまでは年に一、二回だったが、本年度は関東や関西、中部の大学も開拓し、十一大学の保護者会に参加する。
 広瀬係長は「全国の大学に県を売り込んだ。学生の地元就職に向けた(地方同士の)熾烈(しれつ)なレースを少しでもリードしたい」と成果に期待していた。