終戦記念日の十五日に向けて、平和を祈る三日間の催しが十三日、東近江市の県平和祈念館で始まった。戦争をモチーフにした実写、アニメの映画を見たり、戦争体験を聞いたりすることができる。
 この日は、甲賀市水口町の古川優(まさる)さん(88)が「戦時下の軍国少年−予科練・機関学校・兵学校を経て−」と題して語り、三十人が耳を傾けた。
 軍国主義を推進する教育を受け、幼いころから兵士を志したという古川さん。旧制水口中学四年生だった一九四四(昭和十九)年、鳥取県の美保海軍航空隊に入り、翌年は京都府の海軍兵学校舞鶴分校で学んだ。
 起床から三分以内に訓練に出る身支度を整えられず、上級生から殴られたことや、カッターボートの訓練で尻の皮がむけ、風呂に入れないほど痛かったことなど、厳しい兵学校の生活を振り返った。「子どものころから軍人の道が頭に染み込んでいて、当たり前だと思っていた。教育は大切」と話した。
 十五日には、戦中の食事の体験や、平和祈念コンサート、創作劇などもある。
 (小原健太)