小浜市を流れる南川を通じて、山と海の関係を学ぶ同市今富小学校の四年生五十人が十三日、学校近くの同川で、生息するアユについて学んだ。
 児童たちは六月から学習を始め、美化運動に取り組む市民団体と川の草刈りをした。猟友会員からの聞き取りで、シカやイノシシによる被害で山が荒れ、南川に流れ込んだ土砂が海に影響を与えていることも学んだ。
 この日は長年、投網でアユを取り続ける河川組合員の山本力(つとむ)さん(68)=同市生守=が講師。産卵のためにこの時期下流に下り、親は死んで鳥の餌などになり、生まれた稚魚は一度、海に下って来春再び川に戻ってくるアユの一年を紹介した。
 山本さんが準備したアユを一匹ずつ串に刺し、塩焼きにして味わう時間もあった。
 岩本茉子(まこ)さんや小林叶芽(かなめ)さんは「(アユの一生について)知らなかった。食べるのも初めて」と興味を示した。
 (池上浩幸)