河瀬直美さん演出 来月8日金沢公演
 全国五都市の劇場などが共同制作し、映画監督の河瀬直美さんが初めて本格的な舞台演出に挑むオペラ「トスカ」の金沢公演に出演する地元合唱団の合同練習が十二日、金沢市の石川県立音楽堂で始まった。公演のある十一月八日まで週一回ペースで練習を重ねる。
 公演に出演するのは、石川県内を中心に富山、愛知からの参加も含む金沢オペラ合唱団三十八人と、石川県内の小中学生によるオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)エンジェルコーラスの十八人。
 この日はほとんどのメンバーが参加し、公演の副指揮者を務める垣内悠希さんの指揮で発声から練習。演出助手の太田麻衣子さんの指導で演出の意図を聞きながら立ち位置なども確認した。金沢オペラ合唱団には、金沢二水高校二年で同校合唱部の今井野乃花さん(17)も高校生として初めて参加し、本格的なオペラに挑む。
 トスカはプッチーニ作のオペラ。本来は十九世紀のローマが舞台だが、河瀬さんは古代の雰囲気を持つ日本の村に移し新演出する。富山県高岡市出身のバス歌手・森雅史さんも出演する。
 公演は十月十五日の新潟市を皮切りに東京、金沢、富山県魚津市、沖縄県宜野湾市の順で計六回。金沢公演は十一月八日午後七時から金沢歌劇座でOEKを広上淳一さんが指揮。魚津は同十二日午後二時から新川文化ホールで群馬交響楽団を大勝秀也さんが指揮する。 (松岡等)