大台町産のコシヒカリのブランド米「奥伊勢米つぶら」が誕生した。町内の米農家でつくる町地域営農推進協議会が十三日、町役場で発表した。寒暖差のある気候で天然の肥料を使って育てられた米は、小粒でしっかりとした甘味が特徴。町の山並みと清流で知られる宮川をイメージしたパッケージで十四日に発売される。
 協議会は農地の保全や農業所得の向上を目指し、町内の米農家が昨年四月に設立した。同時に生産部会を立ち上げ、協議会が認定する仕組みのブランド米育成に八軒の農家が取り組んできた。
 ブランド米の基準も設定。農家が県から「みえの安心食材表示制度」の認定を受け、土に米が甘くなる竹粉を入れることを定めた。米に含まれるタンパク質や水分などの成分を機械で測る食味値も七十五点以上とした。
 ブランド米認定を客観的にするため、今年六月に部会は協議会から独立。「奥伊勢米つぶら生産部会」として生産に励んできた。
 今年、「奥伊勢米つぶら」に認定されたのは六軒の農家の米一万三千四百七十キロ。協議会の滝本年明会長(69)は「厳しい基準をクリアした」とあいさつ。
部会長でブランド米の生産農家となった上岡国彦さん(74)は「情熱を持って作りたい」と話した。同町下真手の観光施設「もみじ館」で販売する。二合入りで税込み六百円から。
 (水谷元海)