創建千二百年を迎えている神戸町神戸の日吉神社で十五日から三日間、千二百年祭が開かれる。十五、十六日には普段は非公開の国重要文化財(重文)の十一面観世音菩薩(ぼさつ)像や狛犬(こまいぬ)一対などが、初めて一般公開される。
 同神社は八一七(弘仁八)年に最澄の教えに帰依した安八太夫安次が創建したとされる。境内に建立する三重塔や十一面観世音菩薩像、狛犬一対など五点が重文に指定されている。
 十一面観世音菩薩像は高さ二十七センチと二十二センチの二体で、いずれも藤原時代の様式をもった座像。狛犬一対は県内唯一の国重文の石造狛犬。像高七十四センチで、たてがみが流れるような線をなして力強さがある。公開は午前十時〜午後四時。
 このほか十五日は子供神輿(みこし)担ぎや餅まき、十六日は写真展や歌謡ショーがある。十七日午前十時から記念式典で、午後一時半から文筆家の白州信哉さんが特別講演。祖母正子さんは著書「十一面観音巡礼」で、十一面観世音菩薩像の美しさを記している。
 同日午後六時半からは神輿殿で、県神社雅楽会による演奏会「奉納観月祭」がある。
 日吉神社氏子会は創建千二百年に向け、二〇〇九年に千二百年祭実行委を設立して準備。本殿の塗り替えや神輿殿、社務所の改築など進めてきた。
 中村正孝会長は「神戸町は日吉神社とともに発展してきた。千二百年を新たな節目として、さらに多くの人に来てもらえるようにしたい」と話している。(問)日吉神社=0584(27)3628
◆まちづくり話し合う「わかもの会議」も
 日吉神社の1200年祭に合わせ、まちづくりについて話し合う「わかもの会議」が15日、同神社などで開かれる。
 町内の特定非営利活動団体「まちづくり応援団」と岐阜大生を中心にした学生団体「IFU」の共催。対象はまちづくりに興味がある人で、年齢制限はない。
 当日は午後1時に養老鉄道広神戸駅前の観光交流館「ひよしの里」に集合し、日吉神社1200年祭を見学。地域の魅力や問題解決をテーマに話し合い、グループごとに発表する。
 参加費は一般500円、大学生以下無料。参加は電話で受け付ける。(問)まちづくり応援団の宮嶋健太郎代表=090(9932)0849
 (長永みづき)