二十世紀を代表する彫刻家アルベルト・ジャコメッティの没後五十年を記念した作品展「アルベルト・ジャコメッティ展」(中日新聞社など主催)の開会式が十三日、豊田市美術館であった。一般公開は十四日から十二月二十四日まで。
 ジャコメッティはスイスに生まれ、フランス・パリで創作に励んだ。主に人体を表現した銅像や胸像などの彫刻を手掛け、数多くの名作を残した。
 会場には高さ三・三センチから二メートルまでの彫刻に加え、下絵の素描画やアトリエを描いた版画など約百三十点が並ぶ。「ベネチアの女」と題した九体の女性立像が並ぶ作品は、薄く細長く、人間の体を極限まで単純化しながら、丸みを帯びた体つきなど女性らしい柔らかさも感じさせる。
 千葉真智子学芸員は「作品のスケール感や不思議な雰囲気を堪能してほしい」と話している。
 開館は午前十〜午後五時半、月曜休館。観覧料は一般千四百円、高校・大学生千百円、中学生以下無料。

 (森本尚平)