四月十六日投開票の伊豆の国市議選で、県選管から当選を無効とする裁決を受けた後藤真一市議(73)=四期目=は、裁決を不服として十二日付で東京高裁に提訴した。
 後藤市議の当選をめぐっては、伊豆の国市内の男性二人が、市議選告示前の三カ月間に同市三福の借家に居住実態がなく、被選挙権がないと申し立てた。後藤市議は伊豆市堀切に住む病気の長女の療養支援などのため、伊豆市堀切と伊豆の国市三福の借家を行き来していたが、住民登録のある同市三福に生活実態はあったと主張。だが県選管は九月十五日付で申し立て通り当選無効と裁決した。
 後藤市議は「電気、ガス、水道の使用量が少ないことを根拠に生活実態がないと判断したのは間違っている。伊豆市堀切の家に行っていたのは長女の療養支援のためだが、その事情が無視されている。また、半分ほどは伊豆の国市三福で寝泊まりしていた。承服できない」と訴える。
 県選管の担当者は「訴状を見ていないのでコメントできない」と話している。