近鉄不動産(大阪市)は十一月一日から、同社がJR金沢駅兼六園口(東口)前に所有する「金沢都ホテル」(金沢市此花町)の解体工事を始める。跡地活用は正式に決まっておらず、近鉄グループはホテルやオフィス、商業施設などの複合ビルを検討している。
 ホテルは一九六三年三月十一日に開業。耐震性の問題で今年三月に閉館した。具体的な計画が公になっていない中、駅前の一等地の再開発が動きだす。
 施設は本館が地上七階と地下三階、新館が地上八階と地下一階で、敷地面積は約四千五百六十平方メートル。近鉄不動産によると、工事は地上部分から始め、来年九月までに解体する。飲食店などの入っていた地下部分の工事期間などは未定という。近鉄不動産の担当者は「開業の時期は決まっていない」と話している。二〇二〇年ごろをめどに新しい施設が開業するとの見方が出ている。 (嶋村光希子)