三重と和歌山県を結ぶ「国道42号新宮紀宝道路」の起工式が二十三日、和歌山県新宮市王子町の市立総合体育館であった。両県の知事や地元の首長、県議ら約三百人が出席し、完成を祈念した。
 式典で、国土交通省の石川雄一道路局長は「地域の期待に応えられるように、早期の事業推進を図りたい」とあいさつ。鈴木英敬知事のほか、紀宝町の西田健町長や新宮市の田岡実千年市長ら出席者がくわ入れをし、万歳三唱で締めくくった。
 新宮紀宝道路は、紀宝町神内と新宮市あけぼのを結ぶ二・四キロの自動車専用道路。二〇一三年度に事業化され、用地買収が進んでいる。来年一月に着工する予定で完成時期は未定。総事業費は約二百十億円。交通渋滞の緩和のほか、防災、医療、地域振興にもつながると期待されている。
 道路の建設を巡っては、同町鵜殿地区の住民グループが、計画路線が住宅地を通るとして路線変更を求め、紀南河川国道事務所への陳情などの活動を展開している。
 (木造康博)