平安時代の大みそかに宮中で行われた厄払い行事を再現する「追儺(ついな)のまつり」が二十三日、明和町斎宮のいつきのみや歴史体験館であった。
 儀式の部では、一般参加者約八十人が厄払いをする行列に参加した。参加者は陰陽師(おんみょうじ)や四つ目の仮面をかぶり、矛と盾を持った「方相氏(ほうそうし)」を先頭に、弓矢を持って周辺の国史跡斎宮跡など約四百メートルを練り歩き、厄払いを意味する「儺(な)やろー」の言葉を連呼した。最後には「鬼」と記された旗へ弓で矢を放った。
 参加した同町斎宮の会社員宇田一夫さん(69)は「矢は的に当たらなかったけど、邪気を払い、新しい年が迎えられる心地です」と話した。
 (作山哲平)