一九九八年長野冬季五輪でそり競技会場となった長野市営施設「スパイラル」で、リュージュとスケルトンの全日本選手権大会が開幕した。スパイラルは国内唯一のそり競技施設だが、市は多額の維持費がかさむことなどから来年の平昌(ピョンチャン)五輪以降は競技施設として利用しない方針。来シーズンの全日本選手権の開催は決まっておらず、現状では最後の大会となる可能性もある。
 男女計四十一人の選手が出場し、日本一を争う。二十三日は公式練習があり、選手が次々と滑走してコース状態などを確認。レースの滑走順も抽選で決め、二十四日の本戦に備えた。
 来年一月五〜七日にボブスレーの全日本選手権大会が開かれる。
 スパイラルの元場長で、地元の同市浅川地区住民でつくるボランティア組織「浅川スパイラル友の会」事務局長も務める帯刀(おびなた)匠さん(70)は「市の判断は仕方がないが、最後だと思うと寂しい」と話していた。

 (渡辺陽太郎)